金融の基礎知識

経済活動はお金を媒介として成り立っており、その最低限の知識は必要。

アセマネOneが首位

「ファンド情報」が実施した第12回「投信会社満足度調査」の結果によれば、投信の運用能力や金融機関への販売支援などを含めた「総合評価」で、アセットマネジメントOneが首位となったのだそうです。

アセマネOne

これは個人投資家に投資信託を販売する全ての金融機関に質問票を配り、運用会社に対する満足度を尋ねたようなのですが、アセットマネジメントOneは国内最大規模の営業体制を生かし多くの金融機関にアプローチし、投信販売などで様々な支援策を講じたことが地方銀行や信用金庫から評価されたのだとか。

この「投信会社満足度調査」は、金融機関に投信会社への満足度などを尋ねるものとなっていて、今回で12回目となっていて、調査は7月中旬から9月初旬にかけて実施されています。

質問票の送付先は、国内に営業拠点を持つ銀行や証券会社、信用金庫など725社で、このうち247社から回答を得たのだそうで、回答率は34.1%となかなか積極的な協力はえられなかったようですね。

どうやら、地銀などがアセマネOneを評価する理由は、販売員を対象にした勉強会や顧客向けセミナーへの協力が大きいようで「投信販売の未経験者が多い研修では、専門用語を使わずに説明してくれる」「関西に基盤を持つ当行に関西弁の講師を派遣するなど配慮を感じる」(関西の地銀)といった声があり、さらには顧客向けのセミナーでも「講師の派遣を依頼して、断られたことがない」との評判が聞かれたようです。

約20年ぶり金融機関から資金調達

3期連続の赤字見通しを発表した大塚家具ですが、どうやら今年6月、約20年ぶりに金融機関から資金調達していたのだそうですね。

大塚家具

これまで大塚家具は1999年上期以降、無借金経営を続けていたのですが、今回の資金調達は、手元資金の減少と再建に向けた資金に厚みを持たすことなどが目的だったのではないかと推測されていて、調達した資金は既に7月には返済しており、現在は無借金に戻っているのだとか。

お家騒動以来、あまりいいニュースのない大塚家具ですけど、いよいよ自力での再建が難しくなっており、大塚家具の身売り交渉の話題なども飛び交ってきましたね。

買い手候補に推している家電量販大手ヨドバシカメラが、既に大塚家具を買収する意向がないことを明らかにしていますし、現在では貸し会議室大手のTKP1社に絞られた形で、詰めの交渉が続いているようですが、これには創業者でもあり、現社長の父親でもある大塚勝久氏はショックを受けているようですね。

曰く「久美子社長を個人的に応援したい気持ちはあるが、経営を一緒にやることはない」との考えを示しており、自らが新たに立ち上げた会社「匠大塚」が支援する考えはないと述べています。

ブランド力を築くまでには長き時間がかかるものですが、そのブランド力を失うのって、一瞬なんですね。

家計の金融資産1829兆円

日本銀行が発表した1~3月の資金循環統計によれば、年度末の家計の金融資産は、前年度末より2.5%多い1829兆円だったのだそうです。 この金融資産は年度末としては過去最高になったようで、株価が上がり資産の評価額が膨らんだようで、その内訳は現金・預金が2.3%増の961兆円、株式等は11.7%増の199兆円、投資信託は1.4%増の73兆円だったようです。

家計簿

また、民間企業が持つ金融資産は8.5%増の1178兆円となり、その内訳は株式等が16.1%増、対外直接投資が8.6%増と大きく伸びたようです。

日本国債の保有状況では、大規模な国債買い入れを続けている日銀が459兆円となり、引き続き最大の保有主体となり、国債残高に占める構成比率は41.8%と過去最高を更新した模様です。

また、海外の保有額は120兆円mとなり、その構成比率は10.9%と前期の11.2%から低下したようです。

党首討論で、安倍晋三首相は「間違いなく、家計は豊かになってきている」と述べ、家計の金融資産の増加を政権の実績として強調しているようですが、本当に家計は豊かになってきているのでしょうかね?

恐らく貧富差が広がり、豊かになっている家庭と貧しい家庭では大きな隔たりがあるような気がしますね。

そもそも国は一般家庭の状況を見誤っていませんかね??
ここ最近、凶悪な事件が増えてきているのは、恐らく貧富の差によるもので、世の中が閉塞感に満たされているからだと思うんですけどね・・・。

正直なところ、政権維持のために数字を操作しているような感じがして、どうも国を信用できないんですよね。